pedia salon正田圭×入江開発室 入江慎吾【対談】#Webサービスで起業しろ
こんにちは、係長です。
闘志係長🔥投資日報 (@tron_ka) on Twitter
今日は課長からの指令で、対談を視察してきました。
pedia salonの正田圭氏、
入江開発室の入江慎吾氏、
対談の文字おこし日報です。
対談のテーマは
『#Webサービスで起業しろ』です。
正田圭氏のプロフィールはこちら
話題の書籍はこちら
入江慎吾氏のプロフィールはこちら
司会:
今日は『#Webサービスで起業しろ』
というテーマですすめていきます。
本日はオンラインサロン『ペディアサロン』を運営する『正田圭さん』
オンラインサロン『入江開発室』を運営する『入江慎吾さん』
のお二人の対談です。
まずは自己紹介をお願いします。
入江:
元々は受託でエンジニアをしていました。
『自分でもサービスを開発しよう!』
と思いたち3ヶ月前から、受託と併用で自分のサービスを開発しています。その時にサロンも立ち上げました。
正田:
中学3年生の時に起業しました。
1億3000万円で会社の1社目を売却しました。
その後も会社を作っては売却しています。
僕はプログラミングはまったくできません。
Webをつくれないが、Web関連事業をしたこともある。
今日はどれくらい、作れる人がいるのですか?
・・・
結構いるのですね。
起業時にはファイナンスの知識は無くても良い
司会:
今日は事前にSNSで質問したいことを募集しました。
起業したい人はファイナンスから学ぶべきか?その場合は何から始めたら良いか?
正田:
起業するときにファイナンスの勉強は必要ありません。ファイナンスを知らない人はかなり多いですよ。今は某ベンチャー企業のミーティングに参加しています。優秀な方々ですが、ファイナンスのことは知らないという人がおおい。
これから起業するタイミングでは、ファイナンスに詳しいとかよりも、フォロワー1万人いるとかの方がよいですね。
司会:
簿記3級もいらない?
正田:
起業するタイミングではいらないと思います。時間のリソースには限りがあるので、簿記3級は後からでもよいですね。
司会:
入江さんは?
入江:
ファイナンスの知識はゼロでしたね。とりあえず、受託で利益をあげよう、月々の生活費を賄おう、と思った。売り上げが上がってからは、税金が増えたので税理士さんに相談しました。
起業時にむやみに人を増やさない
司会:
一人で起業した場合は、社員はどうやって増やしていけばいいか?
正田:
僕は社員を増やすのは下手です。必要があれば雇う、で良いと思います。むやみに人を増やすことには、ロクなことがありません。極論一人で稼げるなら一人がよい。知人に読書メーターという事業の経営者がいます。カドカワに17億で会社を売却されました。実は従業員ひとりの時にやっていたのです。必要に迫られたら雇う、で良い例ですね。雇い方はふつうに求人広告とか出せばいいのでは?
入江:
わたしはひとりでやっています。受託開発は、人を増やさない限りはもっと案件を取れませんね。しかし、毎月安定して受託を取れるわけではありません。人を雇って受託できないとリスクになります。
今はリモートで、この人は月いくらまで、と決めて手伝ってもらっています。
事務所もオフィスも作らなくてよいので効率的ですよ。一方で社員が近くにいないと話せないので寂しい。。
正田:
うちは、M&Aの仲介事業をしています。事業構造上、リピーターは基本的にいない。まずは単価を上げることで解決しています。うちのフィーは3~4億くらい。1年に一本決まって入ればお釣りがきます。単価を上げることで解決しました。リモートについては、私はオンラインサロンを活用していますよ。
例えば、堀江さんのオンラインサロンHIUだと、正社員とサロンのチームリーダーたちで回していますて。
うちは、リーダーたちにストックオプションを渡して手伝ってもらっています。金を払うと楽だが、固定費であることにかわらない。ギリギリまで雇わないのがよい。
入江さんが言ってた雇わないと寂しいのは間違い。うちのオフィスにいる人たちは、私のことをランチに誘ったことなんてありませんよ(笑)
お金・スキル0になったらどうするか
司会:
お金持ちスキルもない状態に戻ったらどうする?
正田:
自殺しますね。
お金がゼロになると本当にしんどいんですよ。人生で3-4回くらいその状態になっている。そこかから、会社を立ち上げるのはめちゃくちゃ大変。冗談抜きで死のうと思っている。
司会:
過去に戻ったとしたら、何から始めますか?
正田:
資金調達しますね。ぼくが若い頃はどうにかこうにか金を作るしかなかった。今は錬金術で投資を受けやすくなっています。15歳に戻って起業したら、株式会社つくって、すぐスカイランドベンチャーズに行きますね(笑)
入江:
自分と同じような人たちを集めて、数の力でスポンサーをつけたり、プログラミングスクールやるので宣伝でお願いしますと企業に依頼します。僕がやりたいのはサービスを作ること。製造していかないといけない。つくれる人を集めて製造機関にしたいですね。
正田:
スポンサーはやってますよね。
入江 ブロガー界ではやってますね。アンチャさんのスポンサーになって認知が広がりました。スポンサーはフォロワーが多いとつくわけでもありませんね。
正田:
プロ オゴラレーヤーかもいますよね。
ぼく、ペコッターってサービスが好きなんですよね。お店の予約代行アプリです。食べログとかふつうは飲食店側からお金をもらいますよね。ペコッターは、ユーザーが払うのです。いつ、いくら払うかは決まっていない。
ペコッターのキャラクターが、
『ぼくにステーキを食べさせてペコー♪』
と言ってきます。そこで、ステーキ1000円分払うと予約してくれる。こういう、おひねりのサービスが最近のトレンドな気がしますね。
司会:
会社を売却する時に買い手をどうやって見つけたらいいですか?
正田:
買い手を見つけるのは簡単。それよりも、売れる会社を作るのが大切。M&Aをしなければいけない構造に、この10年で変わってきた。投資家や上場企業の方針で決まっているのです。
最近ツイッターを見ていて、間違ってると思うのは、5億未満とか、2.3億くらいが売りやすいと書いている人がおおいです。
全然そんなことはない。時価総額1000億の上場企業が1億の会社を買っても株価になんの影響もない。むしろ、高ければ高いほど買い手が見つかりやすい。しっかり利益をあげで高く売れるようにするのが大切。
入江:
まだ大きく成功したサービスはないので、未定ですね。
正田:
どんな感じでやっているのですか?
入江:
自分が作っているサービスの売り上げを上げようとしている。売り上げを安定させて、そこから売るなり考えていきたいですね。
正田:
合計作ったサービスは何個?
入江:
10年で30個はサービスを作っている。会社にいるときは趣味で土日にやっていた。
年末に帰省するまでにつくろう、とか決めていた。そして、年明けに自宅に帰ってから結果を見ていました。
当時は、作って出すことに満足していた。反応があれば楽しいや、くらいでやっていた。
司会:
『ウェブサービスで起業する』とあるが、自分でプログラミングを学ぶべきですか?
入江:
学んだ方が間違いなく有利。ゼロから起業するならIT系の方が元手がいらないし、良いです。日本だと、そんなに有名なサービスもないし今はチャンスでは?
人に依頼するにしても基礎はわからないと、頼み方がわからなかったり、ぼったくられたりする。
プログラミングできない人のシステム発注のやり方
正田:
パソコン触るのが死ぬほど嫌な人が、上手に発注するにはどうすれば?
入江:
まずは5人程度に絞って少額で、小さいものを作ってもらいましょう。そこで、分かりますよ。例えば超細かく指示を仰ぐ、などやりづらい人かどうか分かります。その中で全面的に信頼する人に頼みます。二人程度に依頼すれば、一人がいなくなっても安心ですね。
司会・
外注する側の時、知識がなく分からない時はどうすれば?
入江:わからなければ聞けば良い。それでエンジニアも発注側の知識がわかる。
正田:
会計士への発注と似てますね。ひとによっては、レスポンスが遅かったり、話きいてなかったり、やたら会おうとしてくるなど、色々いる。会計士ジョブという発注サービスなんかも便利です。
良いエンジニアの見つけ方
エンジニアを見つけるのはどうすれば良いのか?
入江:
ランサーズなど、クラウドソーシングで頼むのはやめましょう。あそこにいる時点で、技術がない。安いけど、それなりのことしかできません。トラブルもあるし。
『東京 エンジニア』とかで検索して、ブログを見ましょう。エンジニアが何を発信しているか?人柄が分かったりする。
クラウドソーシングに、実績を載せてない人もいます。実績をこまめに更新しているか人に頼むのが良い。
ぼくが福岡で受託をしていた時もブログをしっかり書いていた。月に何回かは、ブログから依頼が来ていた。
今ならツイッターもありますね。
プログラミングの学び方
司会:
入江さんはどうやってプログラミングを学んだ?
入江:
今日も来ている先輩です。
福岡の受託会社で彼から引き継いで開発を始めたのがきっかけ。まったくゼロの状態から、社長に言われて開発を始めた。不動産会社のシステムだった。初心者だったので、バクが起きてめちゃくちゃ問い合わせが多かった。
正田:
10数年前にウェブ制作とSEO事業をやっていた。当時はガチのサクラオンリーのウェブ、アダルト系、探偵のホームページが良い単価だった。
司会:
いまプログラミングを学ぶのはどうすれば良い?
入江・
ツイッター見てるとprogateがはやってますよね。あれを永遠とやっている人がおおい。それって、結局何がゴールなのでしょうか...?
あれをやり続けても開発できるようにならない。あるていど基礎を覚えたら、実践していくべき。分からないことがあれば調べれば良い。
もしくは、いきなり受託開発してしまいましょう。工期を長くする。やばくなったら自分がさらに他のエンジニアに委託しましょう。
自分の書いたコードをエンジニアに添削してもらえるので勉強にもなります。
本を読んでも忘れてしまいますよ。
司会:
案件取って来て、メンタとかで教えてもらいながら進めるのが良い?
入江:
メンタだと安いので、それよりはがっつり契約書を結んでやるのが良い。
ぼくはブログで集客して、案件を取り逃がすことはない。
向こうの予算を必ず聞きます。それでできることを提案する。作れなければ、作れるようなサービスを見つけて導入のアドバイスをする。
正田:受託開発をやらなくなった理由は?
入江:
今までのお客さんはいます。新規で受託を取らずに、自分でサービスを作っている。週1回だ新規は良いがそれに時間を割かれるので、やりたいことをやるために、稼げる程度にとどめています。
司会:
起業する時にCTOを雇う時はどんな人にする?
入江:
技術力というよりも、自分と考えがあうことが大切。
正田:
要件定義力が大事なのか?
入江:
コードを書くのは誰でもできる。それよりは、上の段階の要件を考えれるのは良い。
要件定義力が8割だと思っている。
本当に自分がお金をかけてその事業をするならどうするか?置き換えて考えるのがポイントです。
正田:
ウェブ制作会社をしていた時に、営業がシステムに疎かった。有名なホームページをひたすら覚えさせました。
お客さんに『こんなホームページを作りたのですね?』と当てていった。
いろんな会社のホームページを営業マンに覚えさせてから受注率が伸びましたね。
ニーズのあるウェブサービスの作り方
司会:
ニーズのあるウェブサービスを作るには?
入江:
自分が生活している中で、こんなのがあれば良いた!と思ったらメモっている。時間が経った時て何度も思い返しても、まだ欲しいサービスならつくります。せっかく作るなら長く付き合っていきたい。本当に自分が作りたいのか?と気持ちを確かめる作業は大切。
まったく使われなかったら、もうそこでやめてしまうのも必要ですね。
正田:
いいですね。思いつくって。10数年間事業をやってきたが、思いついたことはない。自分でゼロイチは一回もない。なんでそんなことを思いつくのか?何か良いサービスはあるか?
入江:
ぼくはゼロイチが好き。いま思いついているのは、シングルマザーや貧困家庭と余っている服のマッチングサービス。
正田:
思いつく時の発想の手順は?
入江:
普段から考えるようにしている。
正田:最近のウェブービスでおもしろいと思うものは?
入江:Uniposですね。毎週社員に400ポイントが付与される。1ポイントは1円から設定できる。社員の中でいいことをした人にポイントがもらえる。誰が誰にポイントを挙げたかわかる。拍手ボタンをおせる。それが毎月の給与にも反映される。
ポイントは、金額が少ないこと。どんなに頑張っても1万円くらい。賞賛がポイントになるのはおもしろい。
今度はボヤージュというオンラインサロンの中で使えるポイントサービスを検討している。
正田:
うちのサロンはストックオプションをしているので、比較するとえぐいですね。いつリリースするのですか?
入江:
8~9月に出せればいいなと思っている
司会:
オンラインサロンを始めようと思ったきっかけは?
入江:
受託をやめて自分でサービスを作ろうと思っ時に、同じように考えている人が多いと思った。
ぼくがサービスを作っている過程をみるとモチベーションが上がるのでは?と思った。
また、作れる人を集めたらおもしろいのでは?と思った。
正田:
事業の集客のためにはじめました。うちのM&Aの売買額は10~100億のあいだです。その中でも50~100億がメインターゲット。
しかしこの額だといろんなファンドや会社が買っていきます。
経営者をSNS周りで探すとおもしろいと思った。他の企業はマネしませんね。サロン会員が200人いると2.3人出てきます。それが案件になってきます。
司会:
オンラインサロンの会費はどうつかう?
入江:
始めたばかりで売り上げになっていない。売り上げの30%を開発費にあてて、ノートパソコンがもらえたりしようと思っている。お金目的にならないようにしたい。
正田:
サロンの売り上げ系は全員で分ける。会費で入って金額はメンバーのビジネスに投資している。地方からの高校生の夏休みインターンをしたらお金がもらえる、など仕組みができている。関わったチームの数人で最後までやっている。残った金額を人で割っている。
司会:
正田さんから見て入江開発室は?
正田:
入江開発室はどれくらい経ったのですか?
入江:
4ヶ月ですね。サービスは4つ立ち上がった。
正田:
プログラミングを学びたい人が多いんですよね?
入江:
その人と、もう作れる人ですね。
正田:
入江開発室としてのミッションやゴールは?
入江:
メンバーがサービスを作って成功すること。
正田:
うちも起業して会社を売却することですね。入江さんもぼくもスタートアップ界隈ではないですよね。そこからイケてる起業家が生まれたら良いですね。僕からみると、入江開発室はスタートアップ村に対抗する勢力として一緒に頑張っていきたい。
入江:
実際に正田さんに相談できたり、交流を持てる機会が多いのが良いですね。
司会:
私は今週は4回会ってますね(笑)
入江開発室のメンバーは、サロンにどう取り組むべきですか?
正田:
pedia salonで起業戦闘力というパワーワードがあります。
良いアイデアを思いついても成功しない人。
アイデアはダメだけど、調達して成功していく人。
この2つがありますよね。起業戦闘力が高ければ、アイデアが悪くてもうまくいく。うちのサロンでは点数を出している。起業戦闘力診断用をツイッターで可能にするものを入江開発室につくってもらっています。
ぜひうちの起業戦闘力診断を上手いことしてほしい。そして、起業戦闘力を高めていってほしい。
来年の2月に起業戦闘力という本を出すので、パワーワードを入江開発室にも流行らしてほしい。
司会:
質問コーナーにしましょう。
参加者:
私の会社であるサービスをしている。1年前に資金調達してもらえないか?と社長が投資家に相談に回った。『事業が手堅すぎて面白くない』と言われた。体良く断る理由として使われたのか?
正田:
ちなみに、どんな事業?
参加者:
ランサーズの記事特化版。ランサーズだと、1記事いくら。我々のは、読まれた回数で1記事いくら?になる。
正田:
無限アップというクラウドソーシング系の会社がある。そこの社長はプレゼン能力がめちゃくちゃ高くて数億単位で調達していた。見せ方だと思う。
以上
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